グモダ「では、何かね。財布が自分で歩いて君のかばんの中に入っていったとでも言うのかね」 コリンズ「いや〜。その発想面白いねっ!顔に似合わずメルヘン」 コリンズは自分の頭をペシリッと叩いた。 クスクスと笑い声があがり、グモダの顔が赤くなった。 グ「では、この財布はどう説明つけるつもりだ!?」 コ「普通に考えて、はめられたんだろ」 グ「はめる?はっ馬鹿な そんな事をするやつはこのクラスにはいない。強いて言うなら、コリンズ。お前ぐらいだ。」 醜い顔が間近によって脂ぎった指が額を押す。 流石のコリンズもちょっとムッとした。 グ「お前が金欲しさに盗んだ。そっちの方がよっぽど自然だ。いい加減、素直に盗んだと認めたらどうだ?」 コ「認めるもなにも、オレじゃない。」 グ「親も親なら子も子だ」 グ「君の親もずるくて卑怯者だった。」 グ「ドブネズミの子供はやはりドブネズミだな」 グ「汚くてかなわんよ」
コリンズはこの侮辱を見逃す事はできなかった。握り締めた拳をふりあげた。
ドガッ!ガッシャーン!!
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