「騙されては駄目だ!
ここは悪魔の宗教だ!下ではいい人ぶってるが
上では人が家畜のように働かされている!
毎日の様に人が死んでるんだ
俺の仕事は魔物が襲ってこないように見張ることなんかじゃない…
奴隷が逃げないように見張る仕事なんだ!」
「こんなところ、すぐに出て行こう」
妹の幸せそうな笑顔をみたら
何も言えない。
妹が幸せなら
もうそれでいいんじゃないか
俺が全てに目をつぶれば。
ずっと言うにも言えなくて
罪の意識に苛まれる毎日
終りの見えない苦悩
毎晩魘されてそうです。
きっと…この人も被害者