時 の 砂

〜あとがき〜


自分的には、あの結婚前夜
ビアンカは色恋沙汰云々よりも、
フローラの家に行く事で目にする「お母さん」と言う存在の方が
大きかったんじゃないかなと思ってるんです。

10年ぶりにビアンカを見つけた場所は母のお墓の前で
話しかけても気づかないくらい熱心に祈っていて。
何か強い思いがあるんだなあって思ったのです。

はじめてフローラを見たとき
きっと、リュカと同じ気持ちをビアンカもくらったんだろうなって
そう思いました。
穢れのない存在。
真っ白だった自分をフローラの中に見つけた。
自分が大切にしたかった「気持ち」を
どうか「守って」あげたい
そう感じたと私は思ってます。

その役をリュカに託したいと嘘偽りなく心の底から思ってたのだと。

本当はそこまで書くつもりだったのだけど
どうしても、ビアンカにフローラの事を語らせると
どんな言葉を使っても
言い訳しているようにしかきこえなくなってしまうので
カットしました。

「ビアンカの強がっている健気な姿が好き」な人にはごめんなさい。
あの乙女モードはなすはちょっと駄目なんです。
サバサバした感じが好き。
他でも言いましたが
主→ビア派w

題名「時 の 砂」
アイテムと全然関係ないです。

変わりゆくもの
変わらないもの

時間は戻りません。

あの結婚前夜は、好きとか嫌いとかそういうのじゃなくて、

遠くなってしまってしまった思い出を、
遠く離れた地で出会えた奇跡を、
二人でかみしめて欲しかった。



長いあとがきですみません。
こんなところまで読んでくれてありがとうw

 

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